STORE SCHEDULE
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close/mon.
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NEW BRAND
WONDER ROOM
今シーズンより新たにお取り扱いを開始するNEW BRANDの WONDER ROOM
2025SSシーズンがファーストコレクションとなる新生ブランドとなります。
WONDER ROOM
【「この世の中に、本当に必要な服とは何なのか?」をテーマに掲げ、本物の職人が持つ孤高な固有性と、その歴史が生み出してきた普遍的な価値を後世に伝えていく為、物質性、芸術性、そして人の温かみを込めたプロダクトを生み出す。】
歴史のある幡屋や織機、それらに携わる職人にフォーカスを当て、素晴らしい製品を後世に残す。そんなコンセプトが示す通り、このブランドの強みは圧倒的な生産背景にあります。
3人チームで構成されるWONDER ROOMは、デザインと企画、生地の企画と、それぞれに特化したメンバーが集結。
特に生地に関しては、今まで培ってきた経験と人脈を活かし、新規ブランドながら日本有数の生地メーカーが生産を担っています。
生地生産においてこれは非常に稀なことのようで、その内の一社が担当したという世界の名だたるトップブランドの名を聞いて、WONDER ROOMの凄みを強く感じました。
入荷第一段はスウェットアイテム2型と、サーマルのカットソーが到着。
それぞれ異なる生産背景で作られたものとなりますが、本日はブランド内でも特にスペシャルな位置付けとなるスウェットアイテム2型をご紹介いたします。
Atozuke Hoodie
PRICE:¥52,000(¥57,200tax inc.)
SIZE:S/M/L
COLOR:Black
SOLD OUT
Sweat Slacks
PRICE:¥52,000(¥57,200tax inc.)
SIZE:S/M/L
COLOR:Black
SOLD OUT
一人の職人と古い時代の吊り編み機、そしてWONDER ROOMの生地デザイナーによって作られたスウェット生地。
デザイナーから生産背景の説明を受けて、一括りで認識していた吊り編み機の概念が大きく変わった逸品です。
生地製作を打診してから完成まで約2年。
加えて職人さんと生地デザイナーが信頼関係を構築するまでの月日も考慮すると、更に多くの時間を要しています。
他とは異なる特殊な吊り編み機を扱える唯一の職人さんが、その出来栄えにやっと納得したという裏毛のスウェット生地。
糸と度目の詰め方のバランスはこの機械でのみ表現できるとのこと。
私自身、現場を見ているわけではありませんので、どれだけの技術と労力が詰め込まれているかを計り知ることはできませんが、1時間に30cmしか編むことができない、丁寧且つ慎重に織られたこの生地の美しさは裏のループの端正な表情に現れているかと思います。
そして肝心の着心地は驚くほど気持ちが良い。長く衣類を扱っていますが決して大袈裟ではなく、スウェット生地では初めての触感かなと感じるくらい滑らかで肌触りが良いです。素肌で着用したくなるくらいのレベルを目指したというのも頷けるクオリティ。
もちろん長く着用するということも想定して作られていますので、上質なだけではなく、表糸、中糸、裏糸まで全てに拘った、屈強な仕上がりとなっています。
当店がセレクトしたモデルは2型。
後付けパーカはベーシックなデザインながら、袖ぐりのパターンに工夫が。もちろん腕の可動域を上げる仕様ですので、前後の動きに対するステッチの干渉が全くありません。
スプリットラグランを変形させたような弧を描くパターン。可動のストレスがなく非常に動きやすい印象です。
ポケットはフロント2つと両サイドのシームにも搭載。
両ポケットとも、モノを入れても滑落しづらいバランスに設計されています。
そしてパンツはサルエルのようなシルエット。股上が非常に深いテーパードシルエット。そしてレングスはくるぶし丈に設定。スウェットパンツでありながらモダンな印象も受けます。
やや独特なシルエットですが、長く取った股上のデザインによって股下に生地が触れることがなくリラックス感が凄い。更には分量感もありますので、膝抜けもそれ程影響しないかなと。ウエストゴムも緩すぎずキツすぎずな良バランスに仕上げられています。
ポケットは両サイドのみ。ウエストリブ右裏にはコインポケット的な小袋も付いています。
ウエストと裾はドローコードにて調整可能です。
(身長170cm 体重60kg すべてSIZE S着用)
スウェットにしてはハイプライスではありますが、ご試着いただければ納得していただけるかなと。アフターケアにもできる限り対応するとのことですので、長く付き合うことのできるアイテムとなっています。
製作の過程を聞く限り、なかなか目にすることが出来ない素材だと思いますので、気になられた方は是非この生地に触れてみてください。
この吊り編み機で作られたプロダクトは「WHALE」というラインナップ。
このホエールラインのスウェット生地は量産の確約が出来ず、現状ブランドがストックしている生地の分だけで展開していくという限定的なリリースとなります。
週末より店頭に並べますので、気になられた方は是非ショップにてご覧ください。