“Limited Edition 3”
ナイジェル・ケーボンがデザインに携わるようになって50年。
SS18では、そのキャリアを記念して春夏シーズンとしては初の Limited Edition を発表します。
それぞれ最大100ピースのみ生産され、そのガーメントひとつひとつにロットナンバーが入れられます。
ナイジェルが17歳であった1968年。世界は、ベトナム戦争に反対を唱える学生運動やヒッピーとして知られるフラワーパワームヴメントの真只中でした。
その父をハリウッド俳優に持ちながら、何かの巡り合わせでベトナム戦争の最前線でフォトジャーナリストとして活躍し、最後には失踪してしまった米国人ショーン・フリンとその親友で今もなお活躍している英国人ティム・ペイジが残したフォトグラフィーからインスピレーションを受け、今回のコレクションは構築されました。
Limited Edition2から約6年。冒頭でも記載いたしましたが、初めて春夏シーズンに展開されることとなった Limited Edition 3
展示会で見てから、ここでご紹介するのを楽しみにしていましたが、総生産数が少ないため、各モデルの入荷数も極々僅か…
ただ、ブランドのスペシャルコンテンツだけあって、生産背景も拘り十分。さすがはオーセンティックライン、洋服から漂う雰囲気は素晴らしいものがあります。
ストック数自体は少ないですが、モデルは多くご用意できましたので、Limited Edition 3ブログは、アウター、パンツと2つのカテゴリーに分けて、ご紹介いたします。
REVERSIBLE JACKET-CAMO-
PRICE:¥97,000+TAX
SIZE:44
COLOR:Camouflage
ISSUE NUMBER:023/050
HOLD
フィンランド軍のM62ジャケットがベースとなった REVERSIBLE JACKET
ファブリックはイタリア・Lyria社と共同制作した、ダブルサイドのフロッグスキンカモフラージュ。
とある一枚の写真の中で、ショーン・フリンが着用していたアメリカ軍のフロッグスキンカモフラージュをアレンジしています。
コレクションブランドからの信頼が厚く、またヴィンテージファブリックにも明るいLyria社と、ナイジェルが手を組んで仕上げた生地だけに、フィニッシュの風合いも抜群です。
グリーンとブルーのリバーシブル。色の距離感からか、印象も大きく変わります。
NAM MESH HOODY
PRICE:¥95,000+TAX
SIZE:46
COLOR:Faded Blue Camo
ISSUE NUMBER:002/050
SOLD OUT
アメリカ軍のフードジャケットがベースとなった NAM MESH HOODY
ベースのメッシュ素材は、ナイジェル所有のモスキートネットジャケットからのインスピレーション。
USMCのヴィンテージピースを参考に作られたカラー Faded Blue
メッシュにカモプリントを施すという手法も興味深いところです。
オーセンティックラインで散見される、ブロードアローが刻印されたリリジップも搭載。
カフスのボタンは、上腕部分についたスナップボタンに留めることも可能です。
MULTI-POCKET VEST
PRICE:¥88,000+TAX
SIZE:46
COLOR:Nam Green
ISSUE NUMBER:022/050
SOLD OUT
フロントに5つ、バックにもポケットがついた MULTI-POCKET VEST
ファブリックはOlmetex社の軽量ナイロンを使用、さらに加工を施し、褪色感のあるNam Greenを表現しています。
マルチポケット+撥水性の高いファブリックを採用と、まさにフォトグラファーに照準を合わせたアイテムです。
オーセンティックラインではお馴染み、迫力のある10号 ririジップ。
ラバーコーティングが施されたこのジップは、Limited Editionの為に作られた特別仕様となります。
ギアとしての機能に特化したベストだけに、背面は生地面積を減らし、ポケットだけが付く仕様に。
ベストというよりは、バッグを着用するような感覚です。
洋服を生産できる環境が年々減少している英国において、残存する高品質なモノづくりで世に認められたファクトリーとの取組を続けるAuthentic Line
今回ご紹介したモデルはすべて、英国を代表するアウターウェアブランド、マッキントッシュ社が生産を担当しています。